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2017.10.11

出かける学ぶ

現代の画狂人・山口晃が挑む、北斎の大ダルマ

現代の画狂人・山口晃が挑む、北斎の大ダルマ

昨年11月22日にオープンした「すみだ北斎美術館」の観覧者数が、開館から1年にも満たない9月8日になんと30万人を達成! 北斎人気は、今なお健在のようです。 
ところで、その北斎がパフォーマーとしても活躍していたことをご存知でしょうか? 実は北斎の作品プロデュース力も相当なもの。名古屋(西本願寺掛所)では、なんと120畳大の紙を使い大ダルマを描くパフォーマンスを開催したり、名古屋城下のにぎわいを利用して『北斎漫画』の宣伝を行ったりしています。
そのパフォーマンスに焦点をあてた展覧会「大ダルマ制作200年記念 パフォーマー☆北斎 ~江戸と名古屋を駆ける~」が、すみだ北斎美術館で大好評開催中!
当時の北斎の行動が推察される作品群や資料、約150点を一挙公開。はたして北斎は人々の注目をどう集め、魅了したのか? 江戸と名古屋の活気を感じ、楽しみながらその全貌に迫ります。 

 

今展で最大のみどころは第3章「大パフォーマンス ― 北斎、大ダルマを描く!」。
『葛飾北斎伝』など、活字でしか知られていなかった北斎の活動を、作品を通してより具体的に想像できるよう、米1粒に2羽の雀を描いた江戸での「米粒アート」、名古屋西掛所での大ダルマ制作の様子など、両都市で行ったパフォーマンスを、当時の宣伝チラシや記録、近年展観される機会の少なかった希少な肉筆画とともに紹介します。
北斎がデザインした見世物の宣伝チラシのデザインには、江戸と名古屋のにぎわいが臨場感たっぷり。北斎によって描かれた大型麦わら細工や、駱駝の夫婦の見世物などは、人目を惹くものばかりです。その迫力を体感できる展示もあって、来場者からは驚嘆の声があがっているとか。
今展では世界に一点しかない作品も公開されているので、お見逃しなく!

高力猿猴庵『北斎大画即書細図』名古屋市博物館蔵(後期展示)

 

その西本願寺掛所での大ダルマ制作を、この時代に行ったらどうなるのか? 葛飾北斎が大ダルマを描いた圧倒的なパフォーマンスに、いま最も注目を集めるアーティストの一人、山口晃氏が挑みます。それが「~葛飾北斎のパフォーマンスに挑む~現代の画狂人・山口晃 大ダルマを描く!」
10月14日にYKK60ビル1階アトリウム(墨田区亀沢3-22-1)にて、葛飾北斎が手掛けた大ダルマ絵のパフォーマンスを踏まえつつ、平成の画狂人・山口晃氏ならではのパフォーマンスを展開!
自由観覧なので、ぜひこのこの前代未聞の画業を間近で見守ってみては?

「~葛飾北斎のパフォーマンスに挑む~現代の画狂人・山口晃 大ダルマを描く!」
パフォーマンス:2017年10月14日(土)11時~16時予定、自由観覧
※時間は変更する可能性があります
※混雑時は入場制限する場合があります
作品展示日時:2017年10月16日(月)~10月22日(日)、午前9時~午後7時
展示会場:YKK60ビル1階アトリウム(墨田区亀沢3-22-1)

 

こんなビッグイベントもある今展ですが、見どころはほかにも。
これは、北斎が森羅万象を気の向くままに描いたとされる『北斎漫画』。版元・永楽屋東四郎が絵手本として出版しました。今展では、永楽屋東四郎の事績や、当館所蔵の『北斎漫画』全十五冊を一堂に展観。さらに発行に関わった門人たちが影響を受けて出版した版本などの関連作品を紹介しながら、作品誕生の軌跡を追ってゆきます。

葛飾北斎『北斎漫画』十四編「駱駝」すみだ北斎美術館蔵(後期展示)

 

今展では、北斎は名古屋をどのようにとらえていたのか? 本当に名古屋から富士は見えていたのか? といったことにも着目。「冨嶽三十六景」『北斎漫画』『富嶽百景』から、北斎の描いた名古屋を楽しみつつ、その疑問を解決していきます。名古屋は、『北斎漫画』のきっかけとなった弟子・牧墨僊など、優れた門下生も輩出した地。会場では、こうした門下生の作品も紹介します。

それにしても、北斎の作品ってユーモアやインパクトのあるものも多いですよね。
今展では「冨嶽三十六景」を描いたのと同じ北斎の作品とは信じられないような、ウィットにとんだ作品「百物語 さらやしき」も鑑賞できます!

葛飾北斎「百物語 さらやしき」すみだ北斎美術館蔵(後期展示)

 

大好評の今展の開催は、10月22日まで。北斎の新たな一面を楽しめるのもあとわずか。この機会をお見逃しなく!

大ダルマ制作200年記念 
パフォーマー☆北斎 ~江戸と名古屋を駆ける~
会期:2017年9月9日(土)~10月22日(日)
開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
会場:すみだ北斎美術館(東京都墨田区亀沢2-7-2)
開館時間:午前9時半~午後5時半(入館は午後5時まで)
観覧料:一般1200円ほか

 

■詳しくはこちら
すみだ北斎美術館
http://hokusai-museum.jp/daruma/

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