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2017.09.26

出かける学ぶ

奇跡の55日はじまる。「運慶」の傑作集結!

奇跡の55日はじまる。「運慶」の傑作集結!

芸術の秋、文化の秋にふさわしい展覧会が本日9月26日より東京国立美術館(平成館)で開催されます。それは、日本で一番著名な仏師「運慶」の傑作が集結する史上最大の展覧会 興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」。
運慶は、平安時代から鎌倉時代という動乱の時代に活躍した天才仏師。卓越した造形力で写実性にあふれる像を生み出し、輝かしい彫刻の時代を牽引したことで知られています。ですが、運慶作あるいはその可能性が高いと考えられる作品は、三十軀前後しかありません。また、それらは全国各地に分散していて、寺院等に所蔵されているお像は門外不出の場合も。そのため、これまで大規模な運慶展は実現しませんでした。その運慶の作品が、運慶と縁の深い奈良・興福寺の中金堂再建記念事業として大集結! 史上最大の運慶展が実現しました。

 

今展のみどころのひとつが、東京国立博物館平成館のスケールを生かした作品展示。国宝「八大童子立像」(和歌山・金剛峯寺蔵)など多くの作品を、普段は見られない後ろ姿を含め360度全方位から見ることができます。
国宝「無著菩薩立像・世親菩薩立像」を守るように、高さ二メートルを超える堂々とした体軀の国宝「四天王立像」(奈良・興福寺蔵、南円堂安置)が目の前に立ち並ぶ光景は、圧巻です。

国宝「八大童子立像のうち制多伽童子」運慶作 鎌倉時代・建久8年(1197)頃 和歌山・金剛峯寺蔵 写真:高野山霊宝館

国宝「無著菩薩立像」 国宝「世親菩薩立像」 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃 奈良・興福寺蔵 写真:六田知宏

国宝 「四天王立像のうち多聞天」 鎌倉時代・13世紀 奈良・興福寺蔵(南円堂安置) 写真:飛鳥園

 

また今展は運慶だけでなく、その作風の誕生の継承について展開しているのも、みどころのひとつ。運慶の父である康慶、息子の湛慶、康弁ら親子三代にわたる作品を通じて作風の樹立から次代への継承をたどります。さらに、現在も調査研究が進む運慶作品の最新の学術研究の成果も紹介。これまでにない規模と、多角的な見地から運慶芸術の真髄をたっぷりと堪能できます。

重要文化財「聖観音菩薩立像」 鎌倉時代・正治3年(1201)頃 愛知・瀧山寺 写真:六田知宏

寺外では初公開となる「聖観音菩薩立像」は、運慶・湛慶の作。建久10 年(1199)に没した源頼朝の供養のため、頼朝の従兄弟にあたる僧・寛伝が造った像です。
『瀧山寺縁起』に、聖観音像の像内に頼朝の髪と歯が納められたと記されていましたが、近年の調査でⅩ線写真により、頭部内に納入品が確認されたそう。 

 

このほかにも貴重な国宝などが多く展示される今展ですが、どうせ見るなら予習をしてから! というわけで、展覧会に足を運ぶ前には運慶学園を要チェック!!(http://unkei2017.jp/gakuen)入学試験という名のクイズにはじまり(笑)、「授業」では美術、歴史、宗教、体育などさまざまな視点から、運慶に関する知識を広げられるようなコンテンツが配信されています。さらに、「部活」では、運慶をテーマに手芸やイラストなど、さまざまな遊びを展開。仏師・運慶についての知識を掘り下げ楽しめる内容になっていますので、是非!
ちなみに、このサイトで学生になってから展覧会を見ると、「運慶学園」の卒業生になれます(笑)。東京国立博物館平成館内に掲出されたQRコードから、卒業証書をダウンロードできるそうなので、貰い忘れなきようご注意を! 

 

また、今展の公式キャラクターは、『おとなスタイル』世代にも大人気の絵描き、石黒亜矢子さんによる龍燈鬼と天燈鬼。猫耳と尻尾、ふぁさっと艶やかな毛並みが自慢の猫が龍燈鬼と天燈鬼になって、それぞれにTwitterとFacebookを盛り上げているそう。展覧会最新情報をいち早く取り上げているので、こちらのチェックもお忘れなく! 

 

興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」
会期:2017年9月26日(火)〜11月26日(日)
会場:東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
休館日:月曜日 
※ただし10月9日(月・祝)は開館
開館時間:午前9 時30 分〜午後5 時
入場料:一般1600円ほか
※金曜・土曜および11月2日(木)は午後9 時まで開館
※入館は閉館の30 分前まで
お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

 

■詳しくはこちら
展覧会公式サイト
http://unkei2017.jp/

東京国立博物館ウェブサイト
http://www.tnm.jp/

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