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今日のPICK UP

2017.09.16

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広島から世界へ!「海と山のアート回廊」

広島から世界へ!「海と山のアート回廊」

本日9月16日から、広島県で「海と山のアート回廊」が開催されます。これは広島県が日本の現代アートを世界に発信する場所となること事を目指して行われるもの。2017年はそのプレイベントとして尾道・福山を舞台に、日本の現代アートが紹介されます。
海と山が近接し、坂道の多いこの地には、日本の古くからの営みから近代化の光景までが見える、ノスタルジーある風景が多く存在します。まるで回廊のようなこの地に点在する8つの会場で、戦後から現在までの日本のアーティストの現代アート作品を展示。それぞれ趣の異なる構成になっていますので、今日はそのみどころをPICK UPしました。 

 

まず“おとな”必見なのが、尾道市立美術館の「現代アート、はじめます。草間彌生 から さわひらき まで」。荒木経惟、オノ・ヨーコ、草間彌生、奈良美智、蜷川実花、村上隆など、『おとなスタイル』世代に人気の有名アーティストも多数参加し、見応えのある展覧会になっています。現代アート、といってピンとこない方でも、「これが現代アートね」と納得できる展示構成です。

「現代アート、はじめます。草間彌生 から さわひらき まで」
会期=2017年9月16日(土)〜10月22日(日)
開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)
※10月7日(土)は「第14回尾道灯りまつり」にあわせて20:00まで。
休館=月曜日(祝日は開館)
観覧料=大人/800円、高大生/550円 ※中学生以下無料
■全会場ご覧になる方は、海山回廊共通チケット1,800円(高校生以下無料)がお得です。

 

西國寺では、緑川洋一氏による「ドキュメント尾道<波の郷愁・光の交響詩>」を展開。
岡山で生まれ育った緑川氏が撮影した、瀬戸内海の身近な風土で撮影した漁師の暮らしや渡し船や風景などの写真を展示。瀬戸内海や尾道の記録に迫ります。光や水が交差した作品は、まさにアート! 見慣れたはずの日本の景色が、幻想的な世界に映し出されているのが印象的な作品も。

緑川洋一 《海を渡る橋》 1970
©YOICHI MIDORIKAWA

西國寺(広島県尾道市西久保町29-27)
会期=2017年9月16日(土)〜11月12日(日)
閉場日=9月28日(木)〜10月6日(金)、10月16日(月)〜10月22日(日)
時間=10:00〜17:00
休場=月曜日(祝日は開館)

 

浄土寺では、榎忠(えのきちゅう)氏のインスタレーション
「半狩りでハンガリーに行く」などの奇抜なパフォーマーとして有名な榎忠氏。今展では、金属部品を無数につなぎ合わせた幻想的未来都市を思わせるインスタレーションを、浄土寺を舞台に展開します。「これは一体…?」予想も出来ないスケール、発想、奇抜さが見るものの心を鷲掴みにするという、榎忠氏ならではのアート作品が楽しめます。

 榎忠 《RPM-1200》
高野山開創1200年特別企画展「いのちの交響」高野山総本山金剛峯寺(奥殿) 2015 撮影:阪田隆治
©Chu Enoki

浄土寺(広島県尾道市東久保町20−28)
会期=2017年10月25日(水)〜11月12日(日)
閉場日=なし
時間=10:00〜16:00
休場=月曜日(祝日は開館)

 

このほか、yumenemiギャラリーでは、70年代、80年代を中心に活躍した写真家の作品を。写真はどうあるべきか、と考え抜いた当時の日本人写真家の模索、静物や国内外の風景を相手に戦った痕跡が残る写真が多数展示されます。
旧絵のまち館は、映像です。9名のアーティストが2000年以降に制作した作品を上映されます。百島の廃校をアートで再活用したアートベース百島には、石内都氏の写真作品「フリーダ・カーロ」シリーズを展示。テレビの登場によって廃墟となった映画館もアートで再生、旧百島東映劇場「日章館」では、100円玉を入れると柳幸典の「ヒノマル・イルミネーション」が点灯します。そして、県営上屋3号倉庫には、柳幸典氏の大作「God-zilla」が尾道に上陸! 原口典之の大作「F8-E Crusader」と対決します。

 

編集部員が「ほほーっ」と声をあげたのが、五右衛門風呂の家「乙 1731」の塩のインスタレーション作品、山本基氏が一年ぶりに制作する新作「瑠璃の龍」です。20年以上使い続けている素材「塩」を用いて、「三つ編」のように絡み合いながら天に昇る龍をイメージして描く地上絵的な作品は圧巻!

 山本基 《常世の森》
個展:“しろきもりへ” 箱根彫刻の森美術館、神奈川 2011
©Motoi Yamamoto
Photo: Makoto Morisawa

五右衛門風呂の家「乙 1731」(広島県尾道市百島町1440)
展示期間=10月21日(土)〜11月12日(日)
時間=10:00〜17:00
休館=月・火・水曜日(祝日は開館)

 

さらに、世界中で長年パフォーマンス・アートしてきた折元身氏のパフォーマンスを映像化、鞆の津ミュージアムで上映! 「アニマル・アート」「パン人間」「おばあちゃんのランチ」「アート・ママ」「ビッグ・シューズ」など、タイトルどおり興味深いパフォーマンスは見逃せません!

鞆の津ミュージアム( 広島県尾道市東久保町20−28)
会 期=10月19日(木)〜11月12日(日)
時 間=10:00〜17:00
休 館=月・火(祝日は開館)
会 場=鞆の津ミュージアム

 

「パン人間」はリアルパフォーマンスも!
実施日=9月23日(土)
時間=13:00に尾道駅前をスタート、15:00頃終了。
場所=尾道駅前を出発し、船で向島へ、その後商店街を歩き回る
折元立身と一緒にパン人間になり、パフォーマンスを体験してみませんか?
参加ご希望の方はE-mailまたはお電話にてお申し込みください。
info@arthiroshima.jp、090-7506-0011 担当:大橋

 

多種多様の現代アートを一同に集めた「海と山のアート回廊」。
日常の中で見過ごしてきた多様な価値観や感じ方、ひらめきや可能性などを感じることのできる展覧会になっていますので、この機会にぜひ尾道・福山に足を運んでみて下さいね。

 

■詳しくはこちら
海と山のアート回廊
http://www.arthiroshima.jp/

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