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2017.03.30

学ぶ

心を癒し、開運効果も? 写仏にハマる”おとな”たち

心を癒し、開運効果も? 写仏にハマる”おとな”たち

ストレス社会と言われる現代、その心を癒すべくムーブになっているのが、心を落ち着かせるコトやモノ。その一つとして、本誌2017春号では、究極のコーピングといわれ、世界的企業も研修プログラムに取り入れているという「坐禅」を紹介しましたが、ご覧いただけましたか?
今日は「坐禅」に続き、「忙しい毎日の中で心を整え、運を磨く」手段として注目されている「写仏(しゃぶつ)」をご紹介します。写仏とは、読んで字のごとく、仏様の絵を写す(なぞる)仏教の修行のひとつ。経文を書き写す写経ほど難しくなく、少しの時間でも気を落ち着けて集中できるので、ストレス解消には最適。子供の頃に楽しんだ“塗り絵”や“漫画描き”感覚で楽しめると、『おとなスタイル』世代からも大人気です。
全国のお寺で体験する写仏はもちろん、NHK学園の生涯学習通信講座をはじめとした通信講座でもコースが開講されていて、さらには自宅でできる写仏本も大ヒット。なかでも、奈良市観光大使で、歴史・仏像・神社などの幅広いテーマで執筆をこなす田中ひろみさんによる写仏の書籍は、なんと累計15万部を突破(驚!)というから、その人気のほどがうかがえるというもの。
そこで、写仏の魅力とは? “おとな”の心を落ち着かせるは本当か? を検証すべく、緊急企画! 

やってみました!ペン写仏
写仏はY嬢のこころを救うのか?

本日発売になった『ペンでなぞるだけ写仏 一日一仏』 田中ひろみ 著 講談社 1000円(税別)で、編集部Y嬢がチャレンジしました。

この本は、タイトルのとおり、毎日1つの仏様を写していく仕様になっています。一見楽しそうだけど、難しいきまりごともあるのでは? と思ったら、作法やルールはとくになく、好きなときに好きな場所で、使う筆記用具も筆ペンやサインペン、鉛筆など好きなものでOKとのこと。
ですが、“おとな”としては、どんなに多忙な中であっても、スタイルにはこだわりたいもの(笑)。静かな部屋で、できればお香でも焚いて臨みたいところです。 
 

では、早速「写仏」に。と行きたいところですが、「仏像」にもレベル(位)があるってご存知ですか? 仏像はレベルの高い順に「如来」「菩薩」「明王」「天」に大別することができ、同じレベルの仏像は、見た人がすぐにわかるよう、決まった髪型や服装をしているのだとか。
この本では、このほかにも書き写す仏像について、それぞれを詳しく解説。これを読んでから仏像を見ると、なんとも言えない愛情が湧いてくるから不思議です。また、心を静めて筆を進められるよう、ありがたくて役に立つ禅語の解説が「今日の御言葉」として掲載されていて、なんだかちょっと得した気分に。

それにしても仏像って、どれも個性的なんですね。お寺で実際に見ると気づかなかった、表情や細かい装飾にちょっとびっくり。
例えば、頭がワイルドな「五劫思惟阿弥陀如来像(ごこうしゆいあみだにょらいぞう)」。「どうしたら人々を救うことができるだろう?」と長い間考えていたら、髪の毛が伸びてしまった、ということを表現していて、仏像好きの間では「アフロ仏像」と呼ばれているとか。

思わず「カモン!」と言いたくなる、立てた指がなんとも挑発的な感じの「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」。気になる指は、挑んでいるわけではなく、天を指差しています。お釈迦さまが生まれた時、北に7歩歩いて右手で天を指し、左手で地を指した「天上天下唯我独尊」の話をご存知の方は多いと思いますが、このように片手で天だけを指したものは珍しいそう。

くわえタバコならぬ、くわえ蝋燭、これいいの?と聞きたくなった「空也上人立像(くうやしょうにんりゅうぞう)」。くわえているのではなく、口から六体の小阿弥陀仏像を出し、南無阿弥陀仏を表現しています。こんなに小さな阿弥陀仏像写すのはちょっと難しそう…。ですが、上手に写せた暁には運が開けそう、なんてことを期待してはいけません。そういった邪念を払うための写仏、集中集中!です。

このほかにも、写してみると疑問や新発見もあって、仏教に詳しくない方でも「なるほど」と、ためになることも。

そんな中から、Y嬢が「初めての写仏」に選んだのが「地蔵菩薩半跏像」。
編集部の片隅で見事な集中力を発揮、写し終えたものがこちらです。

 

「線の太さによってイメージが変わるし、ちょっと緊張したせいか、口が歪んでしまいました…。でも、無心になってやれるので、これは気分転換に最適!」(Y嬢 談)
どこから写していいかわからないから、とりあえず台座から始めたというY嬢。調べてみたところ、書き順には多説ありますが、顔や白毫(びゃくごう)というおでこにある丸いほくろのようなものをなるべく最後に、という以外とくに決まりはないそう。
今回は講談社の細ペンを使用しましたが(笑)、筆ペンを使えば、線の強弱もつけられそう! と、すっかり「写仏」の魅力に嵌った様子のY嬢。ちなみに、油性ペンや濃いめのサインペンを使うと、裏に浸みてしまうのでご注意を。

趣味感覚で楽しみながら、心も癒してくれる写仏。続けることで、心も癒され幸せな日々が過ごせそう。一冊やり終えた頃には、小さな達成感とともに、運まで開けそうな『一日一仏』。まずは気楽に試してみては?

■詳しくはこちら
『ペンでなぞるだけ写仏 一日一仏』

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