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2018.01.04

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桐島かれん流『居心地のいい、おもてなし術』

桐島かれん流『居心地のいい、おもてなし術』

作家の桐島洋子さんが、大ベストセラーとなった『聡明な女は料理がうまい』を上梓したのは約40年前。夢中で読んだ私たち同様に、娘であるかれんさんもこの本から多くを学んだという。

そんな彼女が葉山の別荘で、仕事仲間のための宴を開く日。
「まずは朝一番に市場で、野菜とお花を買わなきゃ。イタリア食材のお店に寄って、向かいのパン屋さんでバゲットを買って……」。歌うようになめらかにもてなしのスケジュールが諳んじられ、実行されて大切な仲間を迎えるしつらいが整っていく。
桐島かれん流『聡明なおもてなし』術、居心地がよくてすてきな時間の始まり始まり。

 

人を迎える前の、準備の時間もたまらなく好き。

フリンジフラワーラップコート ¥76000/ハウス オブ ロータス 二子玉川店

海の見える葉山の家にも暖炉の火を入れる、とっておきの季節の到来。
「今日は『ハウス オブ ロータス』のいつも頑張ってくれているスタッフで食事会を」かれんさんは「誰から見ても美しいように」とていねいにトルコ桔梗を活いける。

 

エンブロイダリーワンピース¥68000/ハウス オブ ロータス 二子玉川店

朝採りの新鮮な野菜をみんなに食べてもらいたい!
まずは買い出し、早朝の鎌倉の市場へ。
新鮮なハーブ、花、珍しい野菜もあってすでにわたしはワクワクです。
朝8時のオープンと同時に、鎌倉の野菜市場(鎌倉市農協連即売所、通称“レンバイ”)へ到着したかれんさん。
「採れたての鎌倉野菜が並ぶので、パーティのときには必ずここで買い物を。UFO型のピーマンとか、珍しい野菜もあってサラダ野菜もハーブも新鮮でおいしい」

 

人を招く日には花を飾ります。
部屋に、玄関に、洗面台の上にも。

「ようこそ」の気持ちがさりげなく伝わる気がして
市場から持ち帰った大量の花を、まずは庭の水場で水揚げする。それからかれんさんは家じゅうに花を活ける。玄関脇のセラドンの大鉢にはうっとり香るジンジャーを。食卓にはトルコ桔梗を。

「絵を描くように」盛大に活けられたあと、花瓶のサイズの合わなかった短い花たちは、インドのグラスに入れてキッチンに。働き手の目を楽しませてくれる。

 

テーブルセッティングは腕とセンスのみせどころ。
ナプキンリングがなくたって!

“そのへんにあるもの”で、食卓を輝かせるのがわたし流
「箸置きがなければ、庭を見渡せばいい、って思うんですよね。小さな庭を持つ人ならば、葉っぱや小花や小石は必ずそこにあるはず。そういうものをテーブルセッティングに使うのが楽しいんです」
この日もかれんさんは、麻ひもとゼラニウムの葉でナプキンリングを即興制作。ジアンの皿、バカラのグラス、銀のカトラリーというクラシカルな愛用品たちの中で、さわやかな彩りとなってくれた。そして『ハウス オブ ロータス』スタッフのための、みずみずしい料理の登場!

 

ホステスであるわたしも
みんなと一緒に席について楽しむ。
さあ、食べましょう!

鯛のカルパッチョ。シロップ煮のレモンとトマトのドレッシングで

 

メインはアクアパッツァ。金目鯛、ムール貝、あさり、野菜もたっぷり

 

ドフィノア(じゃがいものグラタン)は“泡”に合う、お肉に合う!

 

ほどよく火の入ったローストビーフは口に入れると甘くてジューシー

 

 

■Profile

桐島かれん
きりしまかれん
『ハウス オブ ロータス』クリエイティブディレクター。1964年、作家の桐島洋子さんの長女として生まれる。モデルや女優、歌手として活躍し、1993年に写真家の上田義彦氏と結婚。22歳を筆頭とする4児の母。文庫化された『聡明な女は料理がうまい』(文春文庫)では、表紙のモデルやアールデコ風のイラストを担当し、「この本にいろいろ教えてもらった恩返し」をした。

 

 

『おとなスタイル』Vol.10 2018冬号より
撮影/上田義彦 撮影協力/大間芳浩 取材・文/白江亜古

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著者プロフィール

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