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2017.11.13

キレイ

自由だからこそ生き方のセンスを問われる50代の「私らしさ」とは

自由だからこそ生き方のセンスを問われる50代の「私らしさ」とは

『おとなスタイル』でエッセイを連載中の美容エディター・松本千登世さんが考える50代の私らしさとは?

 

「私らしさ」とは何かを考えさせられる。
50歳からの「自由」論。 

先日、珍しくファッションについての取材を受けたとき、こう言われました。「松本さんらしい装いでいらしてください」と。発表会だからきちんと、撮影だからカジュアルで、みたいな仕事服の「制約」が取り払われ、残された基準は「自分らしさ」だけ。いわば、究極の「自由」を与えられたのです。ところが、いざ解き放たれると、がんじがらめにされるよりずっと難しいことに気づかされました。私はどう見られたいんだっけ? 私はどうありたいんだっけ? 考えれば考えるほど、何を着たらいいのかわからなくなり、困り果てたのです。
同世代の友人にこの話をしたところ、「同窓会に着ていく服に困るのと同じよね」。年齢相応の品性と、時代の軽やかさのバランスが欲しい。力が入り過ぎるのも、力を抜き過ぎるのもだめ。何より会わなかった間、充実した時間を過ごしていた自信が見えなくちゃ。自由だからこそ、センスが問われる。生き方のセンスが。
なるほど、「自由を極める=自分を極める」と、再認識させられました。
自由という難しさと、楽しさと。私たちは両方の意味がわかる世代。その分、50代はセンスを磨けるとき、そんな気がするのです。

 

■Profile

松本千登世
まつもと・ちとせ/1964年生まれ。美容エディター、ライター。航空会社の客室乗務員、広告代理店勤務を経て、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)、講談社Grazia編集部に勤務後、フリーランスに。著書に『美人をつくる逆転の法則 大人の美容53』『ハイヒールは女の筋トレ』、最新刊は『結局、丁寧な暮らしが美人をつくる。』(いずれも講談社)など。

 

 

『おとなスタイル』Vol.8 2017夏号より
撮影/相馬ミナ

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著者プロフィール

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