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2017.06.09

健康

危険頭痛チェック!タイプ別症状&対処法

危険頭痛チェック!タイプ別症状&対処法

慢性頭痛で多いのは『片頭痛』と『緊張型頭痛』。脱水でも頭痛は起こる

頭痛のタイプで対処法を変えて。
頭痛薬が手放せない人は一度病院へ

頭痛には、寝過ぎたときなどに起こる“一時的な頭痛”“慢性的な頭痛”“脳やからだに異常があり起こる頭痛”などがあります。
脳の問題からくる危険な頭痛は、ろれつが回らない、手足が動かせないなどの症状が目安になります。女性に多くみられるのは、慢性的な頭痛で『緊張型頭痛』や『片頭痛』。『群発頭痛』は男性に多くみられます。
「緊張型頭痛は、筋肉の緊張・こりが原因です。朝よりも夕方以降に症状が出やすいのが特徴。原因は血流障害なので、運動やマッサージで痛みが和らぎます。一方、片頭痛は、血管の拡張が関わっているため、血管を広げるようなこと(運動、入浴、飲酒)で症状が悪化します。月経中に痛くなる人や、休暇中など気が緩んだときに片頭痛発作が起こる人も。自分の頭痛のタイプを知り、誘因となるものを避けることが、予防につながります」と岡崎さん。 

また、薬の飲み過ぎも意外と多い頭痛の発生原因(薬物乱用頭痛)。
「頭痛薬は月に数回程度の利用に。週に2日以上、常用している人は、専門医の診察を受けることをお勧めします」

ほかには、脱水状態も頭痛を引き起こす要因。発熱時や猛暑日などは、こまめな水分補給が頭痛予防になります。 

 

慢性頭痛の種類と一般的な対処法 

片頭痛

<症状>
ズキンズキンと脈打つように激しく痛む。動くと痛みが悪化する。吐き気、音・光・臭いに敏感になる。月経前に痛いなどの症状を伴う。 

<特徴>
定期的に痛くなる。女性に多い。 

<対処法>
予防法はまずは頭痛の誘発要因を避けることが大事。痛むときは飲酒や運動を避け、静かな場所で休む。予防薬・治療薬あり。痛いところを冷やすのはOK。 

【女性に多い片頭痛。リスク因子を覚えておきましょう】
●片頭痛のきっかけになりやすいこと
人ごみ 月経 低気圧 光や音の刺激 睡眠不足 緊張 肩こり アルコール ストレス 更年期 など
ほか、ピルの服用で片頭痛が起こる場合もあります。 

●片頭痛が起こる人に避けてほしいもの
チョコレート、ナッツ類、チーズ、赤ワインなど
血管を拡張させて症状を誘発するので食べ過ぎに注意。 

 

緊張型頭痛

<症状>
こめかみや後頭部を締めつけられるような痛みや重い痛み、ふわふわしためまいや首・肩のこりを伴う。 

<特徴>
夕方や夜に症状が出やすい。毎日続くこともある。女性に多い。 

<対処法>
マッサージや入浴で温め、血流をよくする、ストレッチや軽い体操をする。適量であればお酒を飲んでもいいが、肩や首、頭などを冷やすのは逆効果。 

 

群発頭痛

<症状>
眼の奥がえぐられるような痛み、飲酒後に起こることが多い。眼の充血、鼻水などを伴う。 

<特徴>
季節の変わり目などに集中して起こる。20代~40代の男性に多い。 

<対処法>
飲酒・喫煙などの頭痛要因を避ける、予防薬あり。  

※片頭痛と緊張型頭痛の両方をあわせもつ人もいます。 

 

週2日以上、薬の飲み過ぎで起こる薬物乱用頭痛とは?

たびたび頭痛薬を飲まないと耐えられない、薬の量を増やしても頭痛に悩まされている。こんなときは、「薬物乱用頭痛」の可能性があります。
頭痛薬をひんぱんに飲み続けると、かえって痛みに敏感になり頭痛回数が増え、薬が増えていく……という悪循環に陥ってしまいます。頭痛薬を週に2日以上飲む、月の半分以上頭痛がする、などが診断の目安。
断薬が有効ですが、自力では難しいこともあります。頭痛外来、神経内科、脳神経外科などを受診し、適切な治療を受けましょう。 

 

命に関わる危険な頭痛は、こんな症状です!

「急な激しい頭痛、今までに経験したことのないような頭痛がある場合は、脳からくる頭痛(くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍)の可能性も。意識が薄れるようなときも危険。できるだけ早く、脳神経外科や神経内科を受診しましょう」(岡崎さん) 

・突然起こる頭痛
・いつもの頭痛とは様子が違う頭痛
・50歳を超え、初めて現れた頭痛
・麻痺や複視(ものが二重に見える)を伴う頭痛
・頭痛の後、意識が薄れる、なくなる
・頭痛の後、ろれつが回らなくなる
・高熱や炎症を伴う頭痛
・けいれんを伴う頭痛 など 

 

その場でできる危険頭痛check

危ない頭痛には脳卒中もあります。こんな症状を感じたり、こんな症状の人を見たら、すぐに救急車を呼び、専門病院を受診しましょう。

□ にっこりしようとしても片方の顔が歪んでしまう
□ 両手をまっすぐに上げても片方が下がってしまう
□ 短い言葉でもきちんと話せない

 

※症状や治療法には個人差があります。詳しくは専門医に相談してください

 

■Profile
岡崎史子さん
〈東京慈恵会医科大学病院 総合診療部 講師〉
総合診療医を目指して、外科、脳神経外科、整形外科で研鑽を積んだあと内科医となり、現在は総合内科専門医、循環器専門医として診療中。医学生のコミュニケーション教育も行っている。わかりやすい説明には定評があり、モットーは「患者さんを笑顔で帰す」。

 

 

『おとなスタイル』Vol.7 2017春号より
イラスト/服部あさ美 取材・文/及川夕子 構成/伊藤まなび

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著者プロフィール

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