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ブログ

2017.10.11

健康

コチャログ!第109回「医療機器の進歩を知る」

コチャログ!第109回「医療機器の進歩を知る」

「グラン・ジュテ」というバレエの動きがあります。
またもやバレエの動きの解説からで、失礼いたします。片脚で踏み切る、大きなジャンプのこと。その高さと華麗さは、ダンサーの見せ場でもあります。
事件、いえ事故は、レッスン終盤のこのグラン・ジュテを飛んだ(厳密に言えば飛ぼうとした)瞬間に起きました。 

高校生2人について、左脚で踏み込んだ私。その瞬間、ふくらはぎにゴルフボールが当たりました。でもここは、バレエ専用のスタジオです。「!?ゴルフボールが転がってくるなんてあり得ない」と思ったのと同時に、自分の脚の中で何らかの組織が切れた衝撃であることを悟りました。

不思議です。この間、たぶん1秒も無い短い時間なのに、 

大きくキレイに跳ぶぜ! → ゴルフボールがふくらはぎに当たった → いや、そんなわけない →  脚の何かが切れたに違いない! 

と同時にこんなことを考えられたなんて。よくヒトが高いところから落ちるとき、短い時間なのに走馬灯のようにこれまでの人生が思い出されるっていうアレ?
と感心している場合ではなく、そのゴルフボールが当たった脚にはもはや全く力が入らず、私はフロアに崩れ落ちたのでした。 

左脚腓腹(ひふく)筋の肉離れでした。
全治3〜4週間、しばらくは脚を固定して松葉杖の生活です。
ひとり暮しですよ、私。真っ先に思い浮かんだのは、私をじーっと見つめる愛犬の悲しげな顔。
「どうするの?さんぽ」
だよね。どうしよう。ごめん、マヤ・・・。(この件に関しては、犬を庭で放牧すること、友達が時々来て散歩を代行してくれること、松葉杖をついての距離75パーセント減の短縮散歩でガマンしてもらうことで解決しました) 

ところで今、まさしく私の脚を固定している副え木、すごく革新的なのです。
ふつうの状態は湿布みたいなんだけど、水に濡らすとさらに柔らかくなって、私の脚にピッタリフィット。そしてそのまま硬くなる(「熱可塑性樹脂」というそうです)。それを包帯で固定。 

だから脚が副え木に当たって痛いということは全くなく、はずせばお風呂にもふつうに入れる。かゆくなったらはずして、その場所をぽりぽりとかける。  

いや、驚きました、医療機器の進化に。たまにケガをすると、新しいことを知ることができますねー、と、涙目の自分を慰めてみる。 

今回は人生2度目の松葉杖生活。栄えある初回は、2年前に東京の三社祭の取材でお神輿を担ぎ、もみくちゃにされて脚を痛めた時。でもこの時は、短期でした。いやいや、50歳にもなってケガで2度も松葉杖生活になるとは、私の人生設計の中にはありません。 

松葉杖の使い方を指南してくれる整骨院の先生が、「次回のために、ちゃんと使い方をマスターするように」と。次回ってどういうことよ!?と腹の中で憤りつつ、言い返すこともできず、「はいはい」と生返事をするワタクシでした。

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著者プロフィール

上大岡トメさん

上大岡トメさん

1965年生まれ。イラストレーター。日々、ごきげんになることを捜索中。
「コチャレ!小さいチャレンジで次の扉を開ける」など著書多数。
トメカミカメト

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