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2017.04.19

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コチャログ!第84回「『祭り』の起源をさぐってみる」

コチャログ!第84回「『祭り』の起源をさぐってみる」<br />

5月末発売の新刊「祭りさんぽ」の入稿がいよいよ今週末ということで、心身とも「お祭り」状態になっています。

「祭り」というと、最近では通常とは違うにぎやかな状態や、イベントを意味しますが、元々は神社で行われる「神事」のことでした。
硬いコトバで言うと、
「心身を清め、神様に対面し感謝の心を捧げること」
です。

お祭りの起源と言われているものに、日本神話の「天の岩屋」事件があります。
最高神であり太陽の神であるアマテラスオオミカミは、弟スサノオの蛮行に恐れをなし、天の岩屋に隠れてしまいます。すると世界は闇に包まれ、あらゆる災害が一斉に起きました。

アマテラスが天の岩屋から出て来てくれるように、女神アメノウズメは神がかりして踊りました(文献によると、半裸になって踊ったらしい。日本最古の踊り子とも言われている)。それを見ていた八百万(やおよろず)の神様は、大いに盛り上がります。その騒ぎが気になったアマテラスは、ついに天の岩屋から出てきました。そして世界は再び光を取り戻したのです。

ウズメは踊りで神様たちを楽しませ、自分も楽しみ、そして大切な日の光を取り戻しました。
神社のお祭りの中でも人々が参加してにぎやかに行うもの、例えばお神輿や山車、お囃子や踊りというものは、日頃の感謝を込めて神様に楽んで、さらに元気になっていただくこと。同時に人々も楽しみ、元気になるという、相互効果なのです。

去年、全国のいろんなお祭りを取材しましたが、お祭りに参加している人々の熱いことと言ったら!特に、お神輿や山車を担ぐ人、踊る人たち。私も踊りをするので、その心理状態は想像できます。踊りって集中すると頭の中が空っぽになって、音楽にのってカラダが勝手に動く。きっとアメノウズメも、こんな状態だったんだろうな。その感覚を味わうために、人々はお祭りに参加するのかもしれません。

と、現実に戻って。心身とも祭り状態でも、最後の集中力を絞って本を作ります。 

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著者プロフィール

上大岡トメさん

上大岡トメさん

1965年生まれ。イラストレーター。日々、ごきげんになることを捜索中。
「コチャレ!小さいチャレンジで次の扉を開ける」など著書多数。
トメカミカメト

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