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2016.08.24

出かける食べる

上大岡トメのコチャログ!第51回

上大岡トメのコチャログ!第51回

ちょい住みNew York その8 NYで食べたもの

サンドウィッチを、パンと中身をばらして食べる。顎関節症で、口が大きく開けられないのです。硬いものも食べられない。さすがにげっそりやせました。こんなんで、NYで何が食べられるんだろう?と、少々不安に思いつつ、お守りがわりにレトルトのおかゆ2袋をトランクに入れて出発しました。

しかし日本で激減した体重は、NYで見事復活したのです。

最初に救われたのは、NY在住のいとこ夫婦と囲んで食べたイタリアン。アッパーイーストサイドにある名店です。いとこは8歳年下で、会うのは実に約30年ぶり。最後に会ったのは私が20代前半で、彼は10代の多感な時期の男子でした。その後彼は大学を卒業して外資系の会社を経て渡米。起業してスポーツビジネスのコンサルタントをしています。私が初めて会う奥さんは、いとこの元同僚で。彼女もアメリカで環境の仕事を起業しました。

最後に会ったいとこの印象は、口数の少ない男子。その頃の8歳差は会話を阻むものだったけど、オトナになった今は年齢差は全く関係ない。話ははずむ、はずむ。仕事の話や親戚の話。話が進むと、フォークも進む。どれを食べてもおいしいそのレストランの料理を、みんなでグラス片手に平らげたのでした。ああ、顎関節症をわずらって以来、こんなにお腹いっぱい食べたのは久しぶり。おじさん、おばさんになるって楽しいもんだなー、とおなかをさすりながらマンハッタンの夜空を見上げたのでした。

そしてこれまた救われたのが、ベトナム料理。Misa夫婦とチェルシーのレストランに行きました。ベトナム料理は中華料理よりあっさりしているメニューが多いし、タイ料理ほど辛くない(と思う)。なんといっても大好きな「フォー」があるし。その日はMisaと1日ブルックリンなどを歩いたので、もうおなかペコペコ。顎の痛みを忘れて、楽しくおなかいっぱい食べたのでした。

 すっかりエネルギーチャージをして調子がよくなった私は、NY最後の夜にいとこの奥さんと、顎をわずらって以来ずっと食べたかったステーキを食べることもできました。肉を口に運びつつ、女子トーク炸裂。

 ということで、すっかり体重が回復した私。食べたものもおいしかったけど、一緒にお皿を囲んでくれた人たちからもらったエネルギーも大きい。みんなそれぞれ自分の道、人生を歩いているのだ。私の足の下にも、道がある。

 ところでマンハッタンのレストランって、すごく薄暗い。メニューをメガネなしで見るのは至難の業。聞いたところによると、「妙齢になった妻の顔のしわやたるみが気にならないように」だとか(ホント?)。いくつになっても夫婦でディナーに行くなんて、いいなあ、と思う反面、薄暗い中で照明をあてたほうがシワやたるみに影が落ちてさらに目立つのでは、と危惧する私でした。

ということで、「ちょい住みNY」編はこれにて終了。1週間住んだホテルの窓から隣の工事現場で働く人たちに手を振って(むこうは気付いちゃあいない)、荷物をまとめて帰国したのでした。
 


アボガドがたっぷり乗ったトースト。うまいのである。
ただし、フォークとナイフで超ちっさく切って口に入れるのでした。


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著者プロフィール

上大岡トメさん

上大岡トメさん

1965年生まれ。イラストレーター。日々、ごきげんになることを捜索中。
「コチャレ!小さいチャレンジで次の扉を開ける」など著書多数。
トメカミカメト

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